2013年9月10日火曜日

小泉成器の「musicdog」




依頼先で手品をする際に非常に便利な音響機器、小泉成器の「musicdog」ってご存知ですか?






正確にはSOUND LOOKデジタルオーディオSDD-3000という商品です。(参考

てのひらサイズのオーディオ機器で、ラジオを録音して聞いたりだとか、子どもの英語学習のために教材を垂れ流したりという目的で使われることが多かったようです。

これが実は、依頼先で手品をするときに凄まじい効果を発揮する、伝説の音響機器なのです。

一体何が凄いのか、その特徴を紹介していきます。

1:コンパクト

写真で見るとよく分かりませんが、幅18.5cm×奥行き6cm×高さ6cmで、重さが350gと強烈に持ち運びやすいです。

思い返せば、昔はCDラジカセを担いで依頼先に行ったものです。

これを使い始めてから、荷物の負担がぐっと減ったことを覚えています。


2:充電式

この musicdog 、電源としてリチウムイオン式の充電池を内蔵しています。

フル充電でおよそ10時間稼動可能と、なかなかヘビーな依頼もこなせる仕様です。

依頼先にラジカセを持っていくにしても、スピーカーとiPodを持っていくとしても、気になるのはやはり電源確保です。

電源の有無を事前に確認したにもかかわらず、会場に行ってみたら電源が取れない、といった経験をしたマジシャンも少なくないはず。

できるだけ充電式か、乾電池式を利用したいところです。


3:内蔵ストレージ

続いてこの機器、256MBのストレージを内蔵しており、パソコンに繋ぐと外付け記憶領域として機能します。

そこにmp3形式化、wav形式か、wma形式の音楽ファイルを放り込んでおくと、musicdog だけで再生などの操作を完結させることができるのです。

つまり、依頼先に持っていく音響機器はこれ1つで良いのです。

ちなみに内蔵ストレージにファイルを入れなくても、オーディオケーブルでスピーカーとしても機能します。

SDカードスロットも搭載していて、SDカード(SDHCやSDXCは不可)から再生することもできます。


4:高出力

ここまでの条件を満たす音響機器なら、探せばそこそこあります。

musicdog の最高に感心した点は、その出力です。

6W×2個の大音量スピーカーで、抜群の音質を叩き出してくれます。

後継機のSDD-5000が0.3W×2個、Divoomの安いヤツが3W×2個ですから、群を抜いて大音量です。

学校の多目的ルームなど、ちょっとした部屋程度ならこれで充分音楽が行き届きます。


すでに手に入らない……

さて、こんな凄い音響機器の musicdog ですが現在は製造されていません。

そして1万円を超える高額なものということもあり、そこもマイナスポイントかもしれません。

ですが、オークションや処分品として探せば見つかるかもしれませんし、そんなに高額でもないと思います。

京都では地蔵盆なんていうイベントで、屋外でのマジックショーの依頼がたくさんあります。

また、子ども会のイベントなんかで小さめの室内でも依頼が来たりします。

そういうときにコンパクトで大音量な musicdog は非常に効果的です。

もしも依頼先でマジックする際の音響機器で悩んでいる方がいらっしゃいましたら、一度探してみてはいかがでしょうか。


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